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ブログ ネットワークレンダリングの基本

ネットワークレンダリングは、ワークフローを改善するためのレンダリングシステムです。 1つのネットワークで複数のコンピューターを使用することにより、レンダリングの速度と容量を増やし、レンダリング出力を高速化できます。 さらに、レンダリングジョブをネットワークに送信すると、ローカルコンピューターのリソースが解放され、他の設計作業が可能になり、バリエーションが追加され、追加のジョブが送信されます。 KeyShot Network Renderingの基本を簡単に説明しましょう。

■KeyShotネットワークレンダリングソフトウェア
まず、KeyShot Network Renderingソフトウェアはクロスプラットフォームで、Windows、Mac、Linuxと互換性があります。 お使いのOSの個々のインストーラーについては、ダウンロードページを参照してください。 上記のすべての利点に加えて、レンダリングにネットワークを使用すると、使用可能なすべてのリソースを組み合わせた能力を使用したり、より強力なレンダリングネットワークを構築したりできます。 以下に、KeyShotネットワークレンダリングの役割と、レンダリングをネットワークに送信するために使用するプロセスについて説明します。

1.ネットワークレンダリングの役割
ネットワークレンダリングは、クライアント、マネージャー(マスター)、ワーカー(スレーブ)の3つの役割で構成されます。 KeyShotクライアントアプリケーションは、マネジャーサービスと内部的に通信し、利用可能なワーカーにジョブタスクを割り当てます。 ワーカーは、ネットワークに追加したマシンです。 CPUワーカーとGPUワーカーの両方を使用できますが、低速のマシンを追加すると、負担分散作業とネットワーク混雑が増加するため、合計レンダリング時間が長くなる場合があることにご注意ください。

2.ネットワークにジョブを送信
ジョブをネットワークに直接送信するには、レンダリングダイアログのオプションに移動します。 必ずレンダリングモードを[ネットワークに送信]に切り替えてから、[レンダリングエンジン]ドロップダウンから目的のモードを選択してください。 複数のCPUまたはGPUがワーカーとして割り当てられている場合は、レンダリングオプションでCPUまたはGPUを使用するかどうかを設定します。 設定を適用すると、今後のジョブはネットワークに送信されます。 レンダリングダイアログの[レンダリング]ボタンは「ネットワークに送信」と表示されます。

3.キューに入れられたジョブをネットワークに送信
レンダリングダイアログで、「キュー」をクリックします。 キューに既存のジョブがあり、ネットワークでレンダリングしたい場合は、全ジョブを選択して「ネットワークに送信」を選択できます。 これにより、キューにある全ジョブがネットワーク上でレンダリングされ、ローカルPCは他の作業に利用できます。 ※「キュー処理」をクリックしても、ジョブがローカルPCでレンダリングされるため、必ず「ネットワークに送信」を選択してください。

4.ネットワークモニターで進行状況を監視
ジョブをネットワークに送信すると、KeyShot Network Monitorが自動的に起動します。 モニターウィンドウでジョブの進行状況を確認し、現在作業を行っているワーカーを確認できます。 進行状況バーは残り時間を推定します。 ただし、すでにレンダリングされているものの外挿に基づいています。 たとえば、レンダリングされる残りのアニメーションフレームが最初のフレームよりも複雑である場合、アニメーションのより複雑なセクションに到達すると、進行状況バーが遅くなるように見えることがあります。

5.完了したジョブを表示
ネットワークモニターの[完了]リスト内で、完了したジョブを表示し、ジョブの詳細、プレビュー、およびジョブに関連するイベントのログを確認できます。 保存したフォルダーで完成したレンダリングをすばやく表示するには、レンダリング名の横にあるフォルダーアイコンをクリックします。

ご想像のとおり、ビジュアルをレンダリングするためにネットワークのパワーを使用すると、時間を節約し、自分のコンピューターのリソースを解放できます。 KeyShot Network Renderingは、オンラインストアで購入できます。 KeyShotネットワークレンダリングの詳細については、KeyShotネットワークレンダリングのマニュアルをご覧ください。