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ブログ KeyShotでラジアルモーションブラー(放射状ぼかし)の作成方法

KeyShotの静止画で「動く」感覚を生み出すには、平行移動アニメーションを利用することが一般的です。車輪に回転アニメーションを与えると車が動いているように見えます。それでは、環境そのものが回転しているように見える効果を、どのように実現するのでしょうか?

KeyShotのラジアルブラー効果

自動車CGIアーティストの Nils Piirma氏は、KeyShotを使って様々な自動車ショットを作成しており、KeyShotを利用して回転ブラーの作成手順を説明するチュートリアルを最近YouTubeに載せました。
KeyShotのフォーラムにも載せたこともありますが、車のホイールに回転ブラーを与える手順によく似ています。詳細は下記ビデオの4:50時点からご覧ください。

ご覧の通りとても簡単です。ここでは3つの条件がそろっています。

① バックプレートやHDRIではなく、物理環境をモデルの一部として利用しています。
② その物理環境にのみ、回転アニメーションをかけています。
③ 時間インジケータ線をアニメーションタイムラインの回転アニメーションの最後に合わせています。

中心に回転

物理環境の中心点の周りに回転させる方法は、以下のビデオでNils氏が説明します。

前回のビデオと同じように、物理環境を丸ごと回転させておりますが、今回は、シーンに球体を追加し、その球体を回転軸の中心点として使っております。

どちらの方法にしてもKeyKeyShotでは簡単に実現でき、目を引くような効果になります。
Nils氏は自分のYouTubeチャンネルにKeyShotのチュートリアルを時々載せており、FacebookやInstagramなどにもレンダーを載せていますので、是非ご覧ください。