ブログ KeyShot 7でライトビームを作成する方法
KeyShot 7には専用のライトビームやフォグ機能などはありませんが、KeyShotシーンにライトビームを追加するために有効な方法が2つあります。
1つ目はライトビームとなる円錐を直接モデリングする方法で、2つ目は、カメラを除く全形状を含むオブジェクト(たとえば立方体)を「シェル」として使う方法です。両方ともKeyShot 7の新マテリアル「曇りプラ」を利用します。反射インデックスを1に設定することで、霧やライトビームなどの効果をシミュレーションできます。
光源モデリング方法には柔軟性がありますが、目的パターンを実現するには特定のモデルを作成することが必要になります。こちらのリンクからSTP/X_Tモデルをダウンロードできます。
以下の画像はサンプルモデルを利用した投影ライトブームのモデルです。
KeyShotのサンプルシーンにはそれぞれの方法を利用したシーンセットが含まれています。以下のリンクからダウンロードできます。
■ モデリング方法その1:ライトビームのモデリング
上記シーンのモデルセット「Cloudy Plastic Cones」でご覧になれます。
利点
- レンダー時間が速い
- ビームの光効果がより速く計算される
- ノイズが少ない
- 霧効果がライトビームに分離される
弱点
- ビームモデリングが必要(時間がかかる)
- ビーム形状は地面に完全に交差する必要がある
- 精度性が低い
- 透明形状と交差した時に不自然性
■ モデリング方法 その2:曇りプラのシェルモデル
利点
- 正確性が高い
- ビームそのものをモデリングする必要がない
- 霧効果が全シーンに適用可能
弱点
- レンダー時間が長い
- ノイズが増える
- ビームの光効果の計算時間がながくなる
- カメラがシェル内に設置できない
アニメーションは可能か?
上記ライトビームは形状モデルのため、他の形状と同じくアニメーションが可能です。
現在、多くのKeyShotユーザからボリュームシェーダー機能の追加に関するリクエストが増えています。ご覧の通り、KeyShot 7ではこのようなリアルな効果を実現できますが、ボリュームシェーダーが実装されれば、より簡単に実現できるようになります。KeyShot 8 では、このボリュームシェーダー機能を実装予定です。KeyShot 8 リリースまでの間、上記のモデリング方法をお試しし、ご意見をお聞かせください。
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