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製品情報 Alibre Design 2018.0 が正式リリースされました

2018/04/12に Alibre Design 2018.0 が正式リリースされました。
本バージョンでは、シートメタル設計におけるマイターフランジなどの新機能に加え、セキュリティ環境を考慮したネットワークライセンスのオンプレミス環境構築が可能なり、ビジネス利用においてさらに扱いやすくなりました。
 

ライセンス・ビューワモード

– パッシブライセンス
セキュリティ環境により外部インターネット接続にて、ライセンス認証を行うことができないユーザーは、
Alibreにコンピュータのサイトキー(LSURFTBZQXに似た短いコード)を送信することで、ライセンスを生成できるようになりました。
– ネットワークライセンス
Linux仮想マシン経由で内部ネットワークにライセンス認証システムを構築できるようになりました。(オンプレミス環境)
セキュリティ関係上、外部ライセンスサーバーへ接続できないユーザーでもネットワークライセンスを使用することが可能です。
– ビューアモード
ビューアモードが追加されました。起動時にライセンスが検出されなかった場合は、ライセンス認証を行うか、[ Viewer ]モードを実行するか選択することができます。ビューアモードでは、パーツデータを開き、表示することができます。
 

コンポーネントの更新

以下のコアコンポーネントが最新バージョンにアップグレードされました。
・ACIS – コアモデリングカーネル
・2D-DCM – 2D制約マネージャ/ソルバ
・3D-DCM – 3D制約マネージャ/ソルバ
・HLM – 隠線管理
・ST-Developer – STEPインポート/エクスポート
・Datakit – サードパーティ独自のCADフォーマットのインポート/エクスポート
・Adobe PDFLibs – PDFパブリッシング
・ODAツールキット – 2Dインポート/エクスポート
・Alibre Design(Visual Studio)のビルド環境がアップグレードされました
 

新規インポート形式

・SolidWorks 2018のインポートがサポートされるようになりました
・Inventor 2018のインポートがサポートされるようになりました
・Parasolid 30のインポートがサポートされるようになりました
 

高解像度ディスプレイ対応

Alibre Designをより高解像度のディスプレイ(4kなど)で使用することが可能になりました。
・デザイン/図面/アセンブリエクスプローラのアイコン各種は、より高い解像度に対応しました。
・編集アイコンは、より高い解像度に対応しました。
・リボンアイコンは、より高い解像度に対応しました。
・2D制約シンボル( 部品 / アセンブリ / スケッチ )は、より高い解像度に対応しました。
・スケッチノード( 部品 / アセンブリ / スケッチ )は、より高い解像度に対応しました。
・DPIの影響する選択スナップは、高解像度のディスプレイ上でより使いやすくなりました。
・ダイアログ全般は、DPI対応のダイアログに変更されました。
 

表示関連の不具合修正

スリープモードから復帰した後など、作業ビューが赤い斜線に置き換えられてしまう不具合を修正いたしました。
 

新機能

– マイターフランジ
フランジダイアログの新しいコーナー(Corners)タブでマイター(Miter)オプションを使用してマイターフランジ(ビデオ)を作成することができ、板金部品の作成を大幅に簡素化することが可能になりました。
– 最近使用されたグラフィック
新しいホームウィンドウには、最近使用したファイルのアイコンプレビューが表示され、最新のドキュメントをすぐに開くことができます。
– STEPファイルエクスポート時の単位設定
以前のバージョンでは、すべてのSTEPファイルはcm単位でエクスポートされていました。【システムオプション】→【相互運用性】→【STEP】を使用して、使用するユニットを選択できます。
– マウスボタンのカスタマイズ
ズーム・パン・回転コマンドを自由にカスタマイズできるようになりました。
– PDF出力エンジンの選択
PDF出力エンジンの選択が可能になりました。【システムオプション】→【図面】→【PDF】から設定できます。
– デフォルトのカラースキームの変更
デフォルトのカラースキーム (ロールオーバー / プレビュー ) が変更されました。
 

API 改善

次のAPIの改良が行われました。
・.NETベースのADアドオンを作成するための新しいフレームワーク
・AlibreCAM:TrimmedサーフェスAPIが更新され、MecSoftのAlibreCAMをアップグレードできるようになりました
・パート内のフィーチャ色の割り当て
・選択イベント
・グローバル・パラメータ・ファイルの構成へのアクセス
・ポイント間の寸法
・サブアセンブリのアンカー/非表示/抑制
・作業ビューの画像のキャプチャ
・アセンブリ内のパーツ構成を設定する